「母の日のプレゼント何がええ?」と尋ねると、
「んん~~そうやな~~~・・・・・」とおっとりしながらも、
自分の欲しいものをハッキリ要求する母が好きでした。
でも、膵ガンの闘病をしていた 最後の母の日は、
「んん~~なんも欲しいもんあらへんわ・・・・・」と答えたので、
一緒にお花やお野菜の苗を、買いに行きました。
そして、その夏。
母が天国に昇る頃に、その苗の花が咲いてくれました。
なので、今も母の日に浮かぶ花は、
カーネーションではなく、このキレイなブルーと白の朝顔。
ワタシ、ひとつだけ親孝行?できた?と
自己満足していることがあります。
母が最期、モルヒネで意識が遠のいていくとき、
母の薄く開かれた潤んだ目に向かって、
おもいっきり
「にっこり」 しました。
人生最大の途轍もない悲しみ、を前に、
胸が詰まり、喉が詰まり、こみ上げてくる涙もすべて呑みこんで、
「にっこり」笑顔で
だいじょうぶ、もう楽になるから。。。と。
母の この世での最後の視界に、
娘の悲しい泣き顔よりも、 にっこり笑顔 を映したかった。
ただそれだけの理由なのですが、今これが
ゆる~くワタシの自信みたいなものになっています。
つらい時も、悲しい時も、、
大丈夫。あの時 「にっこり」 できたじゃないか。。
っていうふうに。
大好きな人とは 「またね。」 といって
必ず、笑顔で別れます。
大切な家族には、もちろん笑顔で
「いってきます」 「いってらっしゃい」
これが最後になってもいいように。
後悔しないように。後悔させないように。
別れる時は にっこり笑顔
心がけてます。
さぁて。今日は仕事が終わったら、いつもお世話になっている
もうひとりの母に 感謝のキモチを運んできます。
皆さんも素敵な母の日を、お過ごしくださいね